サイクルモード2009 in 幕張メッセ


自転車の祭典に行ってきた。
ウェブアルバムはほとんどレッドブルのBMXショー。
http://picasaweb.google.com/mountain.ricefield/200905#

 アリオネサドルで有名なフィジークが背中の硬さやおしりの形に合ったサドルを、というコンセプトでサドル診断をしていた。柔軟性を3つに分類し、「固い人はどうしても骨盤が前に倒れてしまう。しかしその姿勢が一番漕いだときに力を発揮できることもある。だからその姿勢に合わせたサドルを作ってみた」とのこと。自転車ブームとして30代以上の人がロードに乗るときに壁になり易い問題だけに、こういったところに着目するのは良いと思う。サドルの質は、「固めだけどショック時には深く沈む材質」を使っていて、固いのに柔らかいという不思議なサドル。アリオネの人気が高いのはそういうところかも。漕ぐときはカチッとしてるのに、ショックを受けるときは柔らかい。
http://www.fizik.com/spineconcept/

 見ているところで「絹代さんの館内ツアー」に遭遇。「自転車で行ってきます」の絹代さん。勝間和代&絹代、ドロンジョーヌ恩田&疋田智トークショーも見れた。2009ツール・ド・フランスで日本の英雄になった新城選手もいたはずだけどよくわからず。エンゾ早川も間近に見た。エンゾ式腹筋&ストレッチしてます。

絹代&勝間和代トークショー
 勝馬和代の三つのアドバイス。「自転車保険に入ろう。ヘルメットをかぶろう。違法駐輪をやめよう。」手や足を骨折してもくっつきますし、生きていられますが、頭は守らないと、という話。それから、気を付けているのは服装とメイク。アートメイク(刺青式眉毛とアイライン)なら汗で落ちないので強い。ヒールも繋がってるものなら漕げるとか、自転車をキレイにしておけば服が汚れないとか、ネイルはジェルなら大丈夫とか。そして、なにより、自転車に乗ってるのは単純に楽しい。タバコや酒でストレス発散をしなくなったのも良い点とのこと。

 ドロンジョーヌ様は、いかに女性を褒めて自転車に乗せるか、男性は決して自分を自慢してはいけない、など、サイクリストを増やす上で大事なことは何かという話。自転車だってがんばればマラソンの男女比(女性47%くらい)まで行けるはず、と。

 疋田智さんは自転車の交通環境の現状や未来を説明。松本の自転車レーンも出てきた。逆走無灯火自転車が走ってくるところも。

オカッピーのMTB講座
 MTBで静止する技術講習があって見ていた。(厳密には絶えず動き続ける)踏み込みながら前ブレーキで前荷重の立ち状態で停止、荷重を後ろにやりながらブレーキ離してわずかに後退、ペダルを踏み込んで前進しつつ前荷重で前ブレーキ、、の繰り返し。応用で、バックする距離をペダル半回転分ずつ増やす練習をすると良いとのこと。MTBかBMXどっちかほしいなぁ。ツーリング的にはMTBか…。

レッドブルのBMXショー
 ショーをみるまえにレッドブルが配られた。これ飲んでWOOOOO!!とかYEAAAAAA!!とかテンションあげてねってことらしい。テンション上がると大技やるのでよろしく、と。

 KHSのマンハッタンガールズは脚が長い。

 DE ROSAをはじめ、いろんなロードバイクバーテープやコンポをみてみたけど、バーテープをくぐらせてるところを見なかった。使用上はくぐらせなくても問題ないけどどうなんだろうか。レバー設計してるカンパやシマノの人に聞いてみた方が良かったかも。

 パールイズミで全体が反射素材のウィンドブレイカーはもう出さないのか聞いたけど、現段階では予定がなく、商品化も難しい、との答え。予想通りだけど残念。

 フォルクスで1万円くらいを目安にメガネ付サングラスを展示してた。シマノのサングラスインナー(¥3500)みたいな発想のやつ。全部で1万円はかなり破格。だけど個人売買はしないので行きつけの自転車屋さんに頼んでみてね、とのこと。

試乗車

xtracycle(ロングテールの)
 でっかい車体にでっかいタイヤで重たそうなイメージとは裏腹にすいすい漕げる。どうやらハブ、BB、ペダルなどの駆動系はそうとういいものを使ってる様子。それが値段に反映されてるとみた。168,000円は伊達じゃない。
こういうやつ。
http://www.flickr.com/groups/xtracycle/
追記:後でカタログみたら乗ったのはSURLYロングテイルだった。完成車30万円。16万だとフレームしか買えない。

セラフ(ミズタニ)
 ロードと比べるとスピードを出したときの安定性が今ひとつ。たぶん下りで転ける。

スコット
 フルサス車をダートコースで試乗。後ろサスがあるととても漕ぎにくい。でもダウンヒルやデコボコが楽しい。かっとぶ為のマシンはビンディングで乗りたかった。

シマノ
 SPDSPD SLペダルの回転を試したら、XTRの抵抗のなさは素敵。XTでもかなり摩擦が少ない。駆動系に手を入れて良くと、最後はここもランクアップするかも。

ORI(小径折り畳み)
 自分で折りたたみさせてもらったけど、確かに早いしコンパクト。頻繁に折りたたむならORIはかなり良い。乗り心地は素直。

OGK KABUTO(ヘルメットやグローブ)
 新モデルのREDIMOS(レジモス)は他のOGKモデルよりすらっとした形状。

 TREK、アンカー、ピナレロパナソニックは混み合ってたので見るだけで通過。カーボン多いけど、カーボン以外の新素材を出してるメーカーもあった。
衝撃吸収性に着目。なんだかんだでクロモリのすらっと細いフレームが好き。

 ファッションショーではボントレガーのデザインがシンプルで好み。パールイズミはカジュアル系を充実させていく様子。