みどり湖-杖突峠 詳細

 初めての長距離走破。総走行距離120kmくらい。12時間。サイクルコンピュータがないのでGoogleMAPからの推測。

走行ルート
http://maps.google.com/maps/ms?hl=ja&ie=UTF8&msa=0&msid=117758753465178636978.0004735f61cb39cafd542&ll=35.971338,138.098145&spn=0.382328,0.615921&z=11

 青い線が想定ルート、赤い線が実際に走ったルート。赤の標は偽の中心。正しい位置は緑のポイント。東経137°59’36” 北緯36°00’47” 標高1277m

ウェブアルバム
http://picasaweb.google.com/mountain.ricefield/20090916#

 夜勤のあと、年代ものの軽トラを廃車のために車屋へ持っていったり、昼食をとったり、シャワー浴びたり、自転車のメンテナンスをしていたら出発は午後1時を回ってしまった。

 栗の森林公園までは順調だったのだが、そこから最初に違う道に入ってしまって、分かれ道で気がついて引き返し。スズメバチが寄ってきた。(゜Ω゜)

 スズメバチは巣のテリトリーに近づくと偵察が一匹ぐるぐると追尾してきます。ここで大きな音を立てたり威嚇したりすると刺されます。一度攻撃態勢に入ると何度も刺してきます。逃げても山一つ分くらいまでは追尾してきます。殺すと仲間が寄ってきます。巣に近づくと警戒度を上げます。もし、巣が見える距離であれば巣の出入り口を見張っている蜂が警戒し、更に近づくと羽を鳴らして仲間を呼び、巣の中の兵隊がでてきて襲ってきます。気づかずにそこまで踏み込んだらアウトです。何度も刺されて、ひとりだと死ぬかもしれません。(オオスズメバチは地面に巣をつくるので、気づきにくい点と攻撃性ではもっと性質が悪いです。)

 道沿いに巣がないことを祈りながら自転車に乗って進む。その後も2回ほど警戒蜂に追尾される。よくみればかわいいけど、そういう心境ではない。


 諏訪湖展望台とオフロードの諏訪湖展望台を通過し、第一目標地点の「日本中心の標」へ行くも、そこにない。Σ(゜□゜)ユーザーマップだったから怪しいとおもっていたが座標がずれてる。幸い看板があったので看板に従って進む。直進3.3kmってこのオフロードをあと3kmも進むのか…と思うがなんとか漕げるのでゆっくり進む。

 オフロード車ではないものの、28のタイヤならなんとか。これが25とかだったら挫折して歩いたとおもう。低速ならリム打ちパンクはしないし、何かが刺さってパンクというのはオフロードタイヤでも起こりうる運が悪い事故。(それでも確率的な差はあるかもしれないけど)それよりも、サスのないアルミフレームならではの、振動がモロにくる部分で相当疲れる。肘をやわらかく使って、お尻を少し浮かせるように膝を使って走る。ダートはともかく大きな石の砂利道は超疲れる。

 そんなわけで7kmほどオフロードを走行。1kmくらいで済むとおもってたので予想外。Σ(゜□゜)オフロードに入ったのが14時35分。道の途中で日が暮れ始める。Σ(゜□゜)
山は日が暮れるの早い場所があるんだった。こんなところで日が暮れたら道踏み外して死ぬ。気持ちは焦るが慎重に進む。16時34分、中心の展望台に到着。

 錆びた展望台から見る景色。乗鞍方面がうっすらと重なってとても綺麗。これは来る価値がある!

あのうっすらと見える山の裏側をこれから右から左へ抜ける予定なんだと思い出すと手放しで喜べない。(゜Ω゜)

 辰野側の下りはかなり舗装されてた。けどこれも距離が長くて、GPS+マップなしで登るひとはすごい。辰野駅を超えたとき、時刻は17時30分。日が暮れた。最初の予定では杖突峠頂点を19時頃に通過する予定だった。長いオフロードで全て狂った。(゜Ω゜)

 先へ行くか、ここで引き返すか。杖突峠で夕景をみるのは無理である。そもそも最初の設定時刻でも無理である。何を考えて計画をたてたのか自分を問いただすべきかもしれない。それから、確実に夜道を走るのに持ってきたライトがEL510ではなくEL10だというのも問題。両方持ってくればよかった。

 体力も景色もないけど、時間だけはあったので行ってみることにした。自転車に乗ってると勤務明けの眠気もすっとぶ。

 高遠手前、県道19から県道207に入る予定だったけれど、お腹が空いたので何か食べることにして歩道をだらだら流す。結局、国道361のマクドナルドで夕飯にして、ボトルに氷水を入れてもらう。(19時40分)

 高遠らしきものを、ということでマンホール撮影。暗くてよく見えないけど紅葉はまだこれからの様子。
高遠城址公園から杖突街道へでるのだが、これまた下り坂。Σ(゜□゜)いままでよいこらせっと登ってきた分全部下る。寒いので合羽を羽織ったがこれがまずかった。杖突街道の途中で寒気を感じる。気温は13℃。(21時頃)登りの汗が発散できてなかった。機能インナーでも吸いきれない量の汗をかいてた。(アルペンブランドの上下インナーを着てます。)汗で冷える。秋冬は替えのシャツが必要だとおもった。上だけでいいので登り終わったら身体が熱いうちにすぐ着替える。

 21時30分、杖突峠展望台に到着。缶コーヒーを飲んで温まりつつ、汗を拭く。杖突街道は長かった。斜度的にきついところは少ないのでここだけ走るならそれほど問題ない傾斜。ヒルクライムとして走るなら茅野側がいいとおもう。途中で休憩したかったが獣の鳴き声が怖かったのと、途中不振な軽トラがいて怖かった。近くで停まって、パン!とクラッカーのような音が響く。わけがわからない。若者だったら遊んでるのがわかるが、軽トラ。なにしてんの?獣威嚇?


 杖突峠の夜景は綺麗。霧ヶ峰諏訪湖のところで明かりが途切れるのがおもしろい。夜景を見た後、寒い下り。寒いのでゆっくりゆっくりおりる。これも予想はしていたけど遅いほうの時間設定にチェンジ。

 諏訪バイパスをなんとなく選んだけど歩道は綱渡り並みに細い。水路があるので走れる部分は20cm幅くらい。車道はガードレールがあって路肩がほとんどなく、車を避けられない。元気なら車道を一気に抜けるところだけどスプリントする体力が残ってないので歩道をゆっくりゆっくり進む。でも、あとで車道にでたら歩道ゆっくり慎重に進む労力で25km/h走行くらいはできた。

 諏訪湖を抜けて23時30分。わかっていたけど足湯は営業時間外は流れてなくて残念。Coco壱番屋でカレーを食べて最後の峠へ。

 傾斜の楽な塩尻峠か、交通量のない勝弦峠にするか悩んだけど、勝弦峠を越える。脚の疲労が抜けずすぐに息が上がる。0時37分勝弦峠頂点に到達。10時間前に通った道に戻った。1時にみどり湖駅に到着。家に帰り着くまでがサイクリング。

 帰ったらお風呂で温まり、いつのまにかぬるくなってたので寝てたのかもしれない。マップを記そうとしたところで睡魔に襲われて就寝。15日午後10時起床で17日3時に就寝。活動的な29時間でした。